都電写真で歩く東京ストリートビュー 第一回(赤羽橋付近)

先日古本市で買った都電の写真集をパラパラ眺めては楽しんでいます。

写真のポイントを訪ねて今昔の変化を確認したいと思っているのですが、
このところ野暮用が多くて、時間がとれません。

そこで思いついたのが、Googleストリートビューを使うこと。
少なくともランドマークが写っている写真なら、比較できる可能性があります。

こんな思いつきで始める「都電写真で歩く東京ストリートビュー」、
その第一回は東京タワーのある風景です。

下の写真は、三田の赤羽橋の近くから見た東京タワーです(昭和42年の12月)。
イメージ 1
                 (出典 「都電が走った昭和の東京」)

トヨタカローラ店の前を走っている都電は3系統線で、品川駅―赤坂-四谷―飯田橋
昭和42年12月まで結んでいたそうです。
廃線直前の写真ですね。

それではさっそくストリートビューで見てみましょう。
イメージ 2

二つの写真の間には43年の月日の隔たりがありますが、
町並みがそのまま残っているのに驚かされます。

トヨタの販売店は高さ、窓の位置や形は同じですので、当時の建物を
そのまま使っているようです。
(交通標識がじゃまになって分かりにくいですが、別角度から見ると窓が
 ピッタリ一致しています)

トヨタの手前のガソリンスタンドも看板が日石からENEOSになっているだけです。
そのまま商売が続いているんですね。たいしたもんだ。

トヨタの奥に見える木立は善長寺というお寺で、これも健在。

手前の道路は広くなっていますが、変化の激しい東京の中で、
これだけ変わらない風景というのも珍しいのではないでしょうか。

ということで、ストリートビュー作戦、先ずは成功。
この勢いで二回目に突入、といきたいところですが、きまぐれブログですので、
次回はいつになることやら。