ひさしぶりの練馬古写真

 

石神井のふるさと文化館では練馬の古写真展が時々開かれる。
新しい展示が始まったと聞いて、のぞいてきた。

展示数で10~15点ほど。
今回は練馬の屋敷林がテーマである。


その一枚目。

イメージ 1

キャプションには昭和30年代の練馬、とあるが
詳しい場所は不明。

見渡す限り畑が広がっている。
ここはどこだろう。
田んぼが見当たらないから、石神井川沿いの低地ではなく、
台地の上の風景と思われるが、手がかりはほとんどない。


遠景には屋敷林が点々と並んでいる。
中景右手には町屋のようなものも見える。
町屋のはずれから左手に向かって土手のようなものが伸びている。
道路か線路のようだ。


手前の空き地のような部分を目を凝らして見ると
稲の切株のようなものが点々と並んでいる。
畦が見えないので、陸稲畑だろうか。


その奥の白っぽい部分は収穫後のキャベツ畑の様子に似ている。
左下の支柱の立っている畑の向こう側にもキャベツ畑らしきものが見える。
冬キャベツなら11―12月、春キャベツなら5-6月頃だが、
全体の雰囲気は11-12月だ。


画面中央に数本の木が見える。
その木の周りの畑には白い旗のようなものがたくさん立っている。
昔こんな風景を見たような気がするのだが、思い出せない。
鳥から収穫物を守るための仕掛けだったろうか。


もうひとつこの写真で気が付くのは、カメラの視点が
結構高い位置にあることだ。
左下の畑の支柱の角度から考えると、その高さは少なくとも10m
はありそうだ。
こんな畑の真ん中にある高い建物ってなんだろう。
それともこの写真は空撮写真だろうか。

ここはいったいどこだ?