2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

善福寺界隈  晩秋四景

11月も今日で終わり。 善福寺界隈を自転車で走った。 秋は確実に深まっている。 (画像をクリックすると拡大します) 善福寺公園 善福寺公園 井草八幡 イエズス会構内

梶よう子 「一朝の夢」

一朝の夢 「一朝」は朝顔、「夢」は主人公中根興三郎の朝顔育成にかける夢である。 時代は幕末、興三郎は八丁堀同心。奉行所の名簿作成係りという地味な役職を努めている。 江戸は第二次朝顔ブームを迎えており、珍しい花は高値で取引されているが、興三郎は…

今森光彦 「湖辺(みずべ) 生命の水系」

琵琶湖湖畔の里山をホームグラウンドにして、そこに生きる生き物を 撮ってきた今村光彦が琵琶湖そのものに取り組んだ写真集である(2004)。 冬枯れの湖畔、夜明け前の静謐な湖面、葭原に集まるオナガガモやアオサギ、 子供を守るように翼を広げるトビ、蘆原を…

いとこ

いとこ3人でゴルフコンペを始めて4年になる。 大洗、潮来、花巻と続き、今年は水戸近郊の笠間東洋に集まった。 平日(安い)の第一組(ゆったり)、快晴で無風(いいわけなし)、 そして紅葉と最高のコンディション。 プロの大会にも使われるコースなので…

今週は安定した秋空が続いている。 秋空には柿が似合う。 常陸太田郊外にて。 この柿は渋柿のようだ。 渋柿を見ると、冬の夜に祖母の家のこたつで食べた柿を思い出す。 ぬるま湯に一晩つけて渋を抜いた柿は、とろとろに柔らかで、 柿の先端に穴を開けてすす…

秋の田焼き

里山を歩くとあちこちで田焼きの煙が上がっている。 日が山の端にかかる頃、煙は山里を埋めつくす。

奥久慈錦秋

奥久慈の紅葉といえば袋田の滝をはじめとして、竜神峡、男体山がよく知られている。 私が穴場として推薦するのは竜神峡の近くの武生(たきゅう)林道の紅葉だ。 天気予報で土曜日の朝まで晴れると聞いて、早朝武生まで出かけた。 期待したとおり、すばらしい…

奥多摩の秋を走る

少し前になるが、秋晴れの一日、多摩川に沿って福生から五日市まで自転車で走った。 福生市多摩川中央公園 あきるの市平沢 五日市広徳寺 五日市秋川

佃島夕景

永大橋から隅田川下流を見た写真である。 暮れなずむ頃の隅田川流域は今でも美しい。 正面の高層ビル群が佃島のリバーシティ、 石川島播磨の造船所があったあたり。 佃島の右手の水路が隅田川の本流、かかっている美しい橋は中央大橋である。 橋の向こうに見…

「デジカメに1000万画素はいらない」 たくきよしみつ

この本のタイトルはあまり本の中身とは関係ない。 確かに1000万画素の話も出てくるが、この本の大半は我々素人が、 デジカメでもう少しましな写真をとるにはどうしたらいいかを解説したものだ。 その中でも基本的な主張は次の「ガバサク流」である。 1)一…

浅草寺四景

Japanese Temple ! デート 記念写真 幼馴染

平成中村座

浅草では10月から11月にかけて、浅草寺本堂落成50周年として、 いろんな行事が開かれている。 連休中日の浅草寺の境内は大変な人出だった。 境内 お賽銭 七五三のお母さん 時代小説にはしばしば浅草奥山という悪所(歓楽地)が登場する。 浅草寺の北側から西…

吉田修一 「悪人」

吉田修一の「悪人」は420ページとかなりの分量があるが、一気に読み通した。 推理小説風の構成、人物描写、どれもが一級だ。 とりあえずの舞台は九州。 でもいまの日本ならどこにでもありそうな話。 つながりが希薄でバラバラな家族や友人、その孤独の中…