都電写真で歩く東京ストリートビュー 第二回(飯倉片町付近)

前回に続いて、東京タワーと都電のある風景です。

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                出典:「都電が走った昭和の東京」  昭和44年5月

停留所に飯倉片町とあります。
先日の赤羽橋は東京タワーの南側、飯倉片町は東京タワーの西側にあります。

都電が走っている路線は33系統です。浜松町から東京タワー脇を通って桜田通りに
ぶつかり、さらに六本木、青山、四谷三丁目(ほとんど新宿)に続いていました。
飯倉片町は桜田通りを渡った先に広がっています。


その飯倉片町からストリートビューで東京タワー方向を見てみましょう。
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昭和44年の写真とそっくりですね。
左に見える立派な建物は麻布郵便局です。
この建物は1930年に旧逓信省貯金局の庁舎として建てられ、
昭和44年7月まで郵政省本省として使われていたそうです(Wikipediaより)。

昭和の写真のほうが東京タワーが大きくて迫力があります。
高倍率の望遠レンズで撮っているのでしょう。

なお飯倉片町ですが、江戸時代は道の片側に町屋が続き、その反対に上杉家の
中屋敷がありました。
郵便局は上杉の屋敷跡に建っています。