鴨鍋

 

師走には忘年会がつきものだが、今年はスタートが早い。
12月に入る前から始まっている。
先週は水木金と続いて、いささか疲れた。


木曜日はJR浅草橋駅近くの蕎麦屋「あさだ」に行った。
仕事仲間が学会表彰を受けたので、そのお祝いを兼ねた
忘年会である。


蕎麦屋には酒が付き物、この店も旨い酒とおいしい料理を出してくれる。
賑やかな忘年会には不向きだが、少人数でゆっくりと飲んだり食べながら、
今年一年を振り返るのにはいい場所だ。

(注)「あさだ」は安政元年創業の老舗。
   JR浅草橋から江戸通りを北の方角にちょっといった所にある。
   江戸の頃なら浅草橋御門から蔵前に向かってちょっと歩いたあたり。
   札差の店も建ち並ぶ、賑やかな通りに面していたのだろう。



この日は日本酒をちびちびやりながら、そばがき、焼き味噌、
天麩羅、鴨鍋を楽しんだ。

なかでも鴨鍋が絶品だった。


イメージ 1
(店のホームページから転載)


鴨肉の奥深い旨みが口の中にひろがる。
少し熟成してあるのかもしれない。

癖になってしまいそうな独特な味わい。
少しぬるめの酒を口に含めば、もう何も言うことは無い。



締めの十割ソバももちろん美味しかった。
たまにはこういった静かな忘年会もいいものだ。