名所江戸百景ツアー 第31景「吾嬬の森連理の梓」&第30景「亀戸梅屋敷」

 

広重ツアーも第2回(4月15日)、第3回(4月29日)と進んでいる。
第一回目を書いたきり、そのあとが続かない。
今回も積み残しが大量に発生するのは間違いない(笑)。

少しでも負債の山を崩すため、記憶も新しい第3回から。


今回は亀戸吾嬬コースとして次の4景を回った。

第31景 吾嬬の森連理の梓 ①
第30景 亀戸梅屋敷    ②
第32景 柳しま      ③
第65景 亀戸天神境内   ④



この4か所はいずれも亀戸駅の北側にある。

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先ず第31景。

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手前の川が北十間川、左の木立が吾嬬神社、
ひときわ大きな木が連理の樟(くすのき)である。
 (注)右上の文字は「連理の梓」とも「連理の樟」とも読めるが、
    実際に生えていたのは樟。
この樟の枝葉を煎じて飲むと、癪(しゃく)に利くと評判だった。


吾嬬神社は弟橘姫を主宰とする古い神社だが、今は境内も小さく、
まわりはすっかり家に囲まれている。

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(写真は絵より神社に近い位置で撮影)


ここでは吾嬬神社の面影を探すより、後ろを振り返ってみたほうがいい。
オープン間近のスカイツリー北十間川の向こうに見える。

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この川の左手には江戸名所のひとつ、亀戸梅屋敷があった。
広重はここで第30景を描いている。

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手前に大きく描かれているのが臥竜梅。
(注)臥せた竜のように枝が曲がりくねっていたことから、
光圀が臥竜梅と名付けた。


それ程いい絵とは思えないが、ゴッホが模写したことで有名になった。