練馬の古写真

石神井公園ふるさと文化館で、昭和20-30年代の練馬を写した
写真が展示されている。

その中にこんな写真があった。

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西武池袋線練馬高野台駅の南、南田中にあった積田牧場の写真である。

子供たちの歩いているのは石神井川沿いの低地、
その向こうの斜面に見えているのが積田牧場である。
現在の笹目通り石神井側が交差するあたりから、南~南西の方角を
見ているようだ。

牧場を拡大してみよう。

イメージ 2

ボケているが、牧場の柵が確認できる。
柵の中には座り込んだ牛が10頭ほどいる。
斜面にへばりつくように作られた小さな牧場である。
牧場とは名ばかり、空き地といったほうがピッタリだ。


積田牧場を写した別の写真は、以前にこのブログでもとりあげた。


以前の記事で、牧場は低地まで広がっていたのではないかと
書いたところ、長年このあたりに住んでおられるゑこうさんから、
斜面の下まで広がってはいなかったとの指摘を受けた。
今回の写真でそれが確認できた。

時代ははっきりしない。
牧場ができたのは1950年、手前の田んぼのあたりが団地に生まれ変わったのが1970年なので、その20年の間である。