75年前の古写真で見る井草の桜(3)  -その2の訂正

以前 75年前の古写真で見る井草の桜(2) という記事で、
師岡宏次さんの写真集に出てくる桜風景の場所探しをした。
上井草駅の近くと推定し、その補強材料として下の写真を載せた。
イメージ 1

この写真に対して、石神井にずっと住んでおられる ゑこうさん から、
自分の記憶に合わないとのコメントをいただいた。

確かにあいまいな点があったので、石神井公園の隣にオープンした
「ふるさと文化館」に出かけ、古い資料を見せていただいた。

その結果、上の写真はずっと下流中村橋駅近く(中村北一丁目11)の写真であることが判明した。
さらに写真のキャプションに「バスの後ろ側が石神井方面」とあるが、
職員によると「バスの後ろ側は練馬方面、前方が石神井方面」とのこと。
撮影時期ももう少し古いらしい。

お詫びして訂正します。
ゑこうさん、ありがとうございました。


ついでに上井草付近の古写真が無いか、あらためて探してみた。

次の一枚は「写真集 練馬区の昭和史(千秋社)」に収められた写真である。
イメージ 2

この写真には「昭和橋より下流を臨む(昭和38年)」という解説が付けられている。

昭和橋は、古い地図によると千川にかかっていた橋である。
航空写真の緑丸の地点である。
イメージ 3

師岡さんの撮影ポイントと推定した場所は、昭和橋から300mほど下流に行った
地点である。

キャプションを信じれば(笑)、師岡さんの写真にある桜並木の下に行くと、
昭和橋からの写真に近い風景が見られたものと思う。