奈良へ (5)  今井町

奈良三日目。
この日は娘が京都の友達に会いに行き、かみさんは
私についてくることになりました。

引っかかるものはあるけれど、気にしないことにして、行き先に選んだのが今井町
桜井からすぐ近く、橿原神宮の少し北にある町で、江戸の風情が残っているとのことでした。

行ってみてびっくり。
こんな感じです。

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一つの道筋だけでなく、ブロック全体にこんな街並みが広がっています。

その一軒に入って話を聞くと、
海の堺、陸の今井というほど栄えた町で、あの信長と対峙した歴史がある、
一番古い今西家の建物は400年前に建てられた(下の写真)、
茶人にして堺の武器商人今井宗久はこの町の出身、
とすごい歴史の話が出てきます。

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そういえば聖徳太子が飛鳥から斑鳩へ通っていたときに、
馬に水を飲ませたなんとかの井戸というのもありました。(笑)

それはともかく格子や白壁が美しいですね。

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もちろん今でもそこで暮らしが営まれています。

シーズンオフの午前中ですが、観光客らしい姿がほとんどありません。
こんな素晴らしい街があることを知らないのは、我々だけじゃないのかなあ、
とかみさんと話したのでした。

奈良は奥が深い。