2日目の行き先は山の辺の道です。
レンタサイクル店のおばちゃんに、自転車じゃ無理よ、と笑われたので
桜井から北に向かって歩くことにしました。
昨夜からの雨雲がまだ残って、肌寒い。
川(初瀬川)を渡ったあたりから山の辺の道が始まります。
そのスタート地点の近くに「仏教伝来の地」という碑が立っています。
百済の使者が伝えたというのは教科書に出ていますが、その場所が
特定されているなんて知らなかった。
このあたりは
万葉集や歌垣で有名な場所(海柘榴市(つばいち))でもあります。
歌垣という言葉には心惹かれるものがあるのですが、先が長いので通過。
金屋の集落を過ぎたあたりで、道は
三輪山に向かって登り始めます。
石畳が濡れていて、前を歩いている人が見事にひっくり返りました。
おばちゃんの言うことを聞いてよかった。
さすがに凛とした雰囲気がただよっています。
いうまでもなく、ここは神様の元祖のようなところ。
なにせ
天照大神もここの神様の一つで、お伊勢さんもここの摂社から分家した
というのですから。
写真の左側に見えている杉は「巳の神杉」と呼ばれ、蛇の好物の卵が奉納されています。
大神神社の祭神、大物主も蛇に化身したり、蛇と縁が深い神様です。
大神神社を過ぎると道は急な上り坂になります。
それを登りつめたあたりに大美和の杜展望台というビューポイントがあります。
日が少し差してきて、
大和三山、
奈良盆地、葛城の峰々を一望することができました.
(クリックで大きくなります)
前日に行った磐余や飛鳥は画面の左側にあります。
(次回に続く。フーッ)