奈良へ (3)

2日目の行き先は山の辺の道です。

レンタサイクル店のおばちゃんに、自転車じゃ無理よ、と笑われたので
桜井から北に向かって歩くことにしました。

駅の近くから少し行くと三輪山が見えてきます。
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昨夜からの雨雲がまだ残って、肌寒い。
川(初瀬川)を渡ったあたりから山の辺の道が始まります。

そのスタート地点の近くに「仏教伝来の地」という碑が立っています。
百済の使者が伝えたというのは教科書に出ていますが、その場所が
特定されているなんて知らなかった。

このあたりは万葉集や歌垣で有名な場所(海柘榴市(つばいち))でもあります。
歌垣という言葉には心惹かれるものがあるのですが、先が長いので通過。


金屋の集落を過ぎたあたりで、道は三輪山に向かって登り始めます。
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石畳が濡れていて、前を歩いている人が見事にひっくり返りました。
おばちゃんの言うことを聞いてよかった。


間もなく道は大神神社にぶつかります。
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さすがに凛とした雰囲気がただよっています。
いうまでもなく、ここは神様の元祖のようなところ。
なにせ天照大神もここの神様の一つで、お伊勢さんもここの摂社から分家した
というのですから。

写真の左側に見えている杉は「巳の神杉」と呼ばれ、蛇の好物の卵が奉納されています。
大神神社の祭神、大物主も蛇に化身したり、蛇と縁が深い神様です。


大神神社を過ぎると道は急な上り坂になります。
それを登りつめたあたりに大美和の杜展望台というビューポイントがあります。

日が少し差してきて、大和三山奈良盆地、葛城の峰々を一望することができました.
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                             (クリックで大きくなります)

前日に行った磐余や飛鳥は画面の左側にあります。


(次回に続く。フーッ)