福祉機器のハイテクぶりに驚いたこと

福祉機器の技術の進歩がすごい。
先日東京国際展示場で開かれた福祉機器の展示会でその一端にふれることができた。

ヤマハ電動車いすはモータが車軸に直接くっついたかっこうをしており、
左右の車輪の回転数を独立に制御できるようなっている。
この構造はEVやHEVでも検討はされているが、まだ実用化にはいたっていない。
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別のメーカのものも車輪が独立に駆動されるようになっており、非常にコンパクト。
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普通の車椅子を電動に変えるこんなものもあった。
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会場には車椅子使用者の姿も多く、実際に試してる人も多かった。

ホンダの歩行補助機は、写真のように腰に装着する。
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足を振り出したのを検出し、モータの力でアシストする。
そうすると歩幅が広がり、装着をはずしても大きな歩幅で歩けるようになるそうだ。

このほかにもコミュニケーションを支援する技術、入浴をサポートする商品、
街中の移動を補助する電子杖、骨伝導を使った携帯電話、本当に多種多様な
機器があった。
概して国内メーカがハイテク活用型の機器に走っているのに対し、ヨーロッパからの
出展は介助人が使いやすいような工夫をしたローテク型の製品が多かったように思う。
実際に使う立場から、このような状況はどのように見えているのだろうか。

展示場を出たら夕日がきれいだった。
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