石神井公園駅今昔 (その1)

石神井公園駅の高架化工事に続いて、駅周辺の整備が進んでいる。

去年の年末に駅の西側と北側に新しい商業施設がオープンし、今月の初めには
高架の下にバスの発着場が完成した。


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石神井公園南口を出たバスは西武新宿線の井草駅を経て、JR中央線荻窪駅高円寺駅に向かう。

東京の東西を結ぶ鉄道路線をバス路線が南北に結ぶという形は、東京西郊の
典型的な交通体系である。



次の写真は昭和31年(1956年)の駅前風景である。


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駅間には2台のバスがとまっている。
行き先表示には「石神井公園荻窪」とある。

鉄道とバスを組み合わせた交通体系は50年前も今も
基本的に同じなのだ。


バスの向こうには屋根に天窓を乗せた駅舎がある。
この写真では分かりにくいが木の影にもう一つ天窓がある。
戦後10年ということを考えると、ちょっと見にはモダンな印象も受けるが、
この天窓を隠してみると、どこにでもある普通の駅舎である。


で、もう一度現在の高架駅舎。
4本のアーチ状の飾りが目につく。
このアーチ、ホームからの視界を妨げるとか、造りがチープといった
意見もあるようだが、新駅舎のシンボルになっていることは間違いない。


天窓とアーチ、西武鉄道は昔も今も駅舎に飾りをつけることが好きだねえ、
などと考えてつつ、石神井公園駅の昔の写真を求めてネットサーフィンを
しているのであった(W)。


次回はその写真をアップします。