先日
三宝寺池を散歩していたら、
バズーカのような望遠レンズを構えたカメラマンが鳥を
狙っている。
その方角を見ると、藪の中に身を潜めている鳥が一羽。
枝が邪魔になって顔は見えないが、バズーカの主によると。
オオタカの幼鳥なのだそうだ。
23区の中で
オオタカを見るなんてちょっと信じられないが、
近くの光が丘公園から、時々飛んでくるということらしい。
自慢げに見せられたバズーカ野郎のモニターにはタカらしい顔が写っている。
ひょっとしたらすごい写真が撮れるかもと、バズーカの隣に
陣取ったが、
オオタカは茂みに潜んで動かない。
時々カラスがちょっかいを出しに近づくが、枝をちょっと移動するだけ。
寒い中で1時間ほど粘ったが、
オオタカが飛び立つ気配はない。
あきらめてその場を少し離れたとき、ピーという鋭い鳴き声がして、
黒い影が上空を飛び去った。