御茶ノ水駅の建て替え

このところ運動不足ぎみなので、朝は丸ノ内線御茶ノ水で降りて大手町まで歩く。
二駅分、30分弱の運動になる。
暑からず寒からずで、散歩には一番いい季節だ。



地下鉄の駅を出て聖橋の上に立つと、神田川の上にかかる工事用のプラットホームが目に飛び込んでくる。

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川の改修工事の足場のようにも見えたが、どうやらJR御茶ノ水駅の工事用の足場のようだ。


10年ほど前にお茶水駅の建て替え計画を見た記憶がある。
その後ぱったり話を聞かなくなったので、すっかり忘れていたが、
具体的に工事が始まる気配だ。


ネットを調べると、御茶ノ水駅改修開始の記事がすぐ見つかった。
バリアフリー化、駅前広場の新設、神田川のり面の耐震補強といった
ことをやるらしい。



そして駅はこんな形になる。

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ウーン・・・。




たしかに御茶ノ水駅はエスカレータも無いし、老朽化も進んでいる。

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ペンキははげ、鉄骨にはさびが浮いている。


古ぼけた駅舎も味わいがあっていいじゃないかと思うのは、
たぶん長いつきあいのせいだろう。


学生の頃は三省堂や神田の古書店街にはこの駅から通ったし、
友人との待ち合わせにもよく使った。

そして駅前のオフィスに通っていた頃は毎日駅の階段を上り下りした。
駅舎の建て替え計画を目にしたのは、たぶんその頃だったろう。



かれこれ半世紀近い付き合いになる。
その姿ももう少しで見納めになる。



最後に、神田川の船の上から見上げた御茶ノ水駅を一枚。

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3年ぐらい前の写真だから、工事のプラットホームはまだ無い。
左上に見えているのが聖橋、その右に見えているのが、3枚目の
写真の駅舎である。

今川面を覆っているプラットホームは何年後かに取り払われ、
また船からから御茶ノ水駅が見えるようになるだろう。

でも、そのとき見えるのはこの駅舎ではない。