「廃墟チェルノブイリ」 中筋純

 
鉄条網の向こうに立ち並ぶアパート。

イメージ 1



晩秋の紅葉に包まれ静かに眠る町。

イメージ 2




そしてアパートの向こうにチェルノブイリ原発が見える。
右の煙突の下が「石棺」と呼ばれる4号炉。

イメージ 3



事故から20年経った2007年。
この町には人は住んでいない。


中筋は後書きで「写真というのは見えないものを写す作業」といっている。
そしてこの写真集が出版されたわずか数年後、福島で惨事が起きた。

中筋の写した「見えないもの」を見る力を我々が持っていたらと、
痛切に思う。