少し前になるが、カミさんと娘にさそわれて、「ステキな金縛り」を見に行った。
深津絵里が失敗続きで首寸前の弁護士を演じる。
首をかけてある殺人事件の弁護を引き受ける。
被告人は、事件のあった時刻には別な場所で幽霊に跨られて
金縛りになっていたと訴えている。
さあどうする。
で、この幽霊を法廷に引っ張り出して、無実を勝ち取るまでの
ドタバタをテンポよく見せる。
「笑いと涙」の
三谷幸喜の脚本もいいが、やはり
深津絵里がうまい。
ドジで自信なさげでひたむきな女性を演じて、余すところがない。
どこにもいそうな女性を演じて強い印象を残す。
そしてどんな役を演じても、愛すべき女性に見えてくるからたいしたもんだ。
いまさらながら、ホントに類まれな才能をもった女優さんだ。