地下鉄
丸ノ内線淡路町駅A1出口を出て、右に曲がると
通りの入り口に小さな石碑が建っている。
石碑には
神田青果市場発祥之地と刻まれている。
調べて見ると、どこにでもある市場の跡ではなく、
江戸から昭和の初めまで江戸一番・東京一番の青果市場がここにあったのだそうだ。
やっちゃ場と言う言葉はこの市場の掛け声から出てきたというし、
神田祭の賑わいもこの市場の活力と深い関係があったらしい。
神田のへそのような場所なのだ。
通りの入り口の左側は須田町、神田駅に向かって伸びている街筋が
神田多町(たちょう)、
この辺りが青果市場の中心であった。
その後市場は
秋葉原、
大田区と移転し、石碑以外に当時を偲ばせるものは見当たらない。
(注)2番目の写真に「万」という屋号が見える。
これはたぶん
万惣だろう。
今も近くで
果物屋(高級
果物店!)をやっている。
探せば名残は他にもあるのかもしれない。
話が突然変わるが、私の勤務先も休日シフトになる。
来週から土日出勤である。
休日出勤のようであまりうれしくはないが、朝の通勤散歩だけは楽しみだ。
土日の朝、この辺りの街はどんな顔をみせてくれるだろうか。