秋田の春

 
秋田の親戚と知人の家に顔を出してきました。
今回の訪問先は被災地から少し離れていたため、幸い直接的な被害は
ありませんでした。
それでも話を聞いていくと、停電やガソリン不足などにより
うまく仕事が回っていないとか、勤務先がしばらく休業状態だったとか、
いろんな影響があるようです。

秋田では地震よりも雪害のほうが深刻、という印象を受けました。
雪解けの畑でリンゴの木を切り倒している姿をあちこちで見かけました。
雪で太い枝がざっくりと割れています。
ほうっておくと虫害が広がるので切り倒すのだそうです。
高齢化と重なって、リンゴ栽培をあきらめる農家が出そうだと話していました。

ブドウやサクランボも大きな被害を受けています。
道端の桜にも枝折れが目立ちます。

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地上から2-3mのあたりでボッキリ折れています。
従弟の話では今年は隣の家が見えなくなるくらい降ったそうです。
ちょうど折れたあたりまで積もったのでしょう。

それでもよく見ると、幹と僅かにつながった枝にも花芽がつき、
大きく膨らんでいます。
あと数日暖かい日が続けば、きれいな花を咲かせるでしょう。

自然の脅威と生命のたくましさ、今年ほどそれを感じさせる春は
ありません。