先日の広重ツアーの前に、少し時間があったので、
赤穂四十七士で有名な
泉岳寺に寄ってみました。
学生の頃、近くに住んでいた友人とこの辺りはよく歩いたのですが、
泉岳寺の境内に入るのは初めてです。
高輪の海食崖を僅かに上がった小高い所に、四十七士の墓が並んでいます。
広さにして6~8m四方といったところ。
寄り添うようにお墓が並んでいます。
右側に俗名、中央に戒名、左側に享年が書かれています。
戒名の先頭に刃という文字が見えますが、これは
切腹、すなわち自刃を
意味するとのこと。
内蔵助の墓には小さな屋根がかけられています。
元禄の墓にしては風雨による傷みがちょっと少ないような感じがしました。
我々が目にしているのは後世に作り直したものかもしれません。
絵図で見ると、品川の海岸はここからすぐ近くにあります。
赤穂浪士が眠るこの地は、江戸の頃はきっと
風光明美な場所
だったのでしょう。
合掌。
そして若くして亡くなったわが友にも。