山の手入れ

 
昔々、父が手に入れた小さな山林があります。
先日、年老いた父の代理で秋田の山奥まで出かけてきました。
山の状態を見て、森林組合と間伐のやりかたを相談するためです。

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太いものは幹回りが2mを超えるものもあります。
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でもしばらく枝打ちをやっていなかったので、日当たりのいい木は枝も太くなっています。
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こういった木は節だらけで、建築用木材としては使い物になりません。
ある時期までは地元の方に枝打ちを頼んでいたのですが、
高齢化でそれもできなくなり、手入れせずにきたツケですね。

こういった木を間伐して、将来役に立ちそうな木の枝打ちをするのが
今回の手入れの目的です。


翌日山林組合に行って、今後の段取りを相談した結果、
なんとか今年中に作業をやってもらう目途がたちました。
太い間伐材は木材として活用したいという父の意向もありましたが、
搬出にコストがかかるので、切り捨てといってその場に置いたままに
することになりました。

以上が今回の山行きの顛末ですが、これから先、個人で山林を管理し続ける
ということは無理筋のように感じました。
私はともかく、遠く離れたところで育った子供たちに、見たこともない山の
維持管理を委ねても長続きはしないと思います。

名寄せと言って、森林組合に維持管理を委託する方法があるそうなので、
いずれはそういうことも考えなければならないと感じた山行きでした。