古本市

池袋の西武デパート別館で開催中の古本市を覗いてきました。

お目当ては昭和以前の東京の写真集です。
10何万冊の古本がジャンル分けされずに並んでいますので、
探すのが大変。
その中からこんな本をゲットしてきました。

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昭和58年の刊行ですから、そんなに古い本ではないですが、
市電が開設された明治から廃止される昭和40年代までの
街並みがたくさん紹介されています。

都内を散策する時にこの本を持って行けば、
街並みがどう変化したか、面影は残っていないかなど、
いろいろ楽しむことができそうです。

私のジャンルではないですが、キリシタン遺物の野仏写真集は見ごたえがありました。
母親が乳飲み子を抱いた一見普通の野仏、実はマリアとキリストの聖母子像が
九州から北海道までたくさん残っているのだそうです。
それらの像のポーズはお互いにそっくりで、共通のイメージをもとに
作られた像であることは素人目にも分かります。
立派な装丁の大型の写真集で、見るからに高そうです(立教大学から出版)。

といった具合に見て歩いているものですから、いくら時間があってもたりません。
でもたまにはこういう時間の使い方もいいものです。