桜庭文男 「茅の家  雪国の古民家」

今年最初の写真集紹介は、秋田在住の写真家、桜庭文男さんが
30年にわたって撮りためた茅葺の家の写真集である。

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                              (秋田、部分)

表紙の写真も含め、雪の季節の写真が多く、美しい。

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                              (山形、部分、縦線は頁折り目)

次の写真には、30年の民家撮影の最後にこの風景に出会えてよかった
というコメントが添えられている

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                                                (津軽、部分)



(注)茅葺は比較的よく見るテーマですが、この写真集には
 「美しく懐かしい田舎家」というコンセプトを超えるものがあります。
 桜庭氏は風景の内側に入るという表現を使っていますが、雪国をホームグラウンド
 にしている人でないと感じられないない空気感のようなものが伝わってきます。
 機会がありましたらぜひご一読を。