秋田からさくらんぼが届いた

今年も秋田のいとこからさくらんぼが届いた。

秋田のさくらんぼは、山形産が最盛期を過ぎたころにシーズンを迎える。
よく熟したものを送ってくれるので、甘くておいしい。
今は発送から２４時間もかからないうちに手元に届くので、産地と
同じ味を味わうことができる。

さくらんぼを見ているといろいろなことを思い出す。

たぶん５歳か６歳の頃、木に登ってさくらんぼを撮って
食べたのが最初の記憶である。
子供が登れるくらいだからそれほど大きな木ではなかったと思うが、
みずみずしいさくらんぼを好きなだけ食べた記憶が残っている。

小学校の頃には父が畑のかたすみに植えたさくらんぼの木にたくさんの実がなった。
我が家の愛犬が亡くなったとき、遺骸をさくらんぼの木の根元に葬った。
それから間もなく我が家は横浜に引っ越した。

あれから長い年月がたち、あのさくらんぼの木ももうとっくに姿を消したと
思うが、さくらんぼが送られてくるたびに思い出す。