筑波で岩盤浴

娘、家内に誘われて、初めての岩盤浴に出かけた。
行き先は筑波山中の「いやしの里」。
普通の温泉、露天風呂もある。

まずは露天風呂。
平日だったのでガラガラ。
いい気持ちで湯船に浸かっていると、外人が一人入ってきた。
肩に入れ墨があり、ちょっとビビッた。
話しかけてみるとぼそぼそ恥ずかしそうにしゃべる。
カナダから2カ月まえに来て筑波の研究所にいる、
時間があるとバイクであちこちに出かけている、
温泉大好きだそうな。

次はお目当ての岩盤浴
浴衣に着替えて入っていくと、なにやら怪しい雰囲気。
湿気でムッとするのは予想どおりだが、暗くてよく見えない。
そして「シルクロード」風な音楽が流れている。

目がなれてきた所で奥に進んでいくと、
たたみ一枚ほどの寝床のようなものがずっと続いている。
誰もいない。
適当な場所にタオルを敷いて、横になる。
たしかに岩盤がポカポカしていて、気持ちがいい。
小学生の頃、太陽で温まった河原の大石に川泳ぎで冷え切った
体を押し付けた時の感触を思い出した。
うつらうつらと1時間ほどを過ごした。

サウナのような強迫的な熱さはない。
それでいてじわじわと汗をかくことが出来る。
そんなところが女性に人気なのだろう。

翌朝はいくぶん体が軽いような気がした。
でも次の日にはその感触は消えていた。
また行くかと言われると微妙である。