写真集 山古志村ふたたび

図書館で見つけた写真集「山古志村ふたたび」がすばらしかったので、
AMAZONですぐに手に入れた。
中条均紀という人の作品で、中越地震の前に撮影したものを、
復興応援という形で出版したものらしい。

棚田を中心にした村民の暮らしがていねいに写し取られている。
雲海に沈む山古志村の朝、田植えを前にした棚田の水の輝き、
機械を使えない棚田の農作業の様子、村をあげての闘牛、
どれもが美しい。

この村民の生活は今どうなっているのだろう。
ネットで見ると今年に入って闘牛が復活し、高台での住宅建設も
進んでいる。
http://blog.livedoor.jp/matunoyma_sato/archives/50649007.html

村人の生活もやっと落ち着きを見せ始めているようだが、
一方で耕作地放棄地も増えているという情報もある。
高齢化と減反政策に地震が追い討ちをかけたということのようだ。

この写真集は、今の山古志を考えるきっかけを与えてくれた。
機会を作って訪問し、この目で確かめてみよう。