米寿と杖

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父が88歳、米寿を迎える。
写真を撮りに出かける元気がある一方、昔は
しゃんとしていた腰が曲がり、足取りも少し怪しい。
そこで米寿のお祝いに杖を考えた。

まずスポーツ専門店に出かけた。
ここにはスキー、登山で使う杖のほか、ストック
ウォーキング用の2本一組のストックがある。
ストックウォーキングというスポーツがあるというのは
今回始めて知った。
ただいずれも後期高齢者向けではない。

次に荻窪駅近くのその名もステッキ屋という専門店に出かけた。
ここには黒檀、紫檀、タガヤサン(この三つを三大銘木と
いうそうだ)から純銀のものまで感じのいい杖がそろっている。
純銀は10万円台と高いが、黒檀やタガヤサンは3万円台と
お手ごろだ。

父に何色がいいか確認するため電話をしたら、
「まだそんなものはいらん」とあっさり拒否されてしまった。
振り出しに戻ったけど、まあいいか。
本人が自分のことを一番知っているわけだし、まだ大丈夫
という気持ちを持っているうちは大丈夫(たぶん)。
そのうち自分用にしゃれた杖でも買おうか。