リクルート面接官の独り言

先日リクルートの最終面接官をやりました。
朝10時から夕方まで15人と面接しましたので
さすがにくたびれました。

一人当たりの時間は30分程度です。
この限られた時間の中で、仕事への適性と
人となりを見なければなりません。

最近の学生は面接のマニュアルをよく勉強
していて、練習もしているようです。
私の世代では絶対使わない「御社は」という言葉も
たぶんマニュアルからの知識でしょうし、
学生時代の経験や体験に出てくるコンビニアルバイトの
話もワンパターンでマニュアルっぽい内容が多いです。

でも私に限らずどの面接官も、型にはまった受け答えよりも、
その人本来の所から出てくる言葉を聞きたいと思っています。
だからマニュアルにないような質問をしたり、
つっこんだりします。
私の場合理系の学生さんを相手にしていますが、
学生時代に力を入れてやっていたこと、研究テーマなど
を聞きます。
そこでは知識のレベルを見ているわけではなく、次のような
ところを見ています(見たいと思っています)
・自分の言葉で語る力を持っているか、
・他人とうまく意思疎通が出来るか、
・学生時代に打ち込むような何かをもっていたかどうか、
・目的意識は明確か、
・うたれ強いか、
といったところですかね。
うまいへたじゃないです。

先日面接した15人は幸いすばらしい人が多く、
つい内定を乱発してしまいました。
(おいおい本当に見ているのかよ、という声が)