ヤマナシの花

 


週末、茨城の県北をドライブしてきた。

いまはどこもかしこも新緑に覆われ、本当に素晴らしい。


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山道の途中で、白い花を咲かせている巨木に出会った。


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近づいてみたが、木肌が桜とも違うし、花桃でもない。

近くで畑仕事をしている人に聞くと、ヤマナシの花だよ、
2-3日前が盛りで、真っ白だったんだけどねー、と言う。

若葉が出始めてわずかに緑がかって見えるのを言っているらしい。
でもこの色合いも、楚々として、それでいてどこか妖しくて、魅力的である。




さらに山の中に入っていくと、里では終わった桜がまだあちこちで咲いている。


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異形の桜の下で、
かみさんと遅い昼食を食べ、
散っていく花を横になって眺める。

無為の時間が心地よい。



 うかうかとまどろむ頬に散る桜


ついついなんちゃって俳句も捻りたくなる春の一日だった。