眠れぬ夜に

 

東京は今日も暑い。
夜は三方の窓を開けっ放しにして寝る。

2時か3時頃になると風が止まって寝苦しくなる。
無理に眠りに戻ろうとしてもたいていはうまくいかない。
そんなときは本を読む。

そんなわけで先週と今週は読書がおおいにはかどった。

 今野敏  デッドエンド
      化合
 佐々木譲 カウントダウン
 佐藤雅美 ちよの負けん気実の父親 (物書同心居眠り紋蔵)
      夢に見た娑婆 (縮尻鏡三郎)

ベテラン作家のエンターテーメント系の本ばかりである。
読み始めると、途中でやめられなくなって、
気が付いたら夜が明け始めている。
あわててもう一度眠りにつく。

そんあわけで夏休みの今週は、会社ではいささかぼーっとして
過ごしたのであった。


(注)上の本の中では「ちよの・・・」が面白かった。
この中に江戸のもらいっ子、捨て子の話が出てくる。
というと暗くじっとりとした話を想像するかもしれないが、
手だれの佐藤は日常にあふれた光景としてさらっと書いている。
江戸の町のセーフティネットは案外しっかりと機能していた
のかもしれない。

  イメージ 1