「木に竹を接ぐ」技術

今日はいつもとちょっと違う話題を。


先日ある展示会にでかけたら、とんかちでガンガンたたいている
コーナがあった。
見ていると小さなサンプルをくれた。

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アルミの地金に樹脂を接着している。
アルミと樹脂は接着剤でくっついている訳ではない。
聞くと、アルミ表面にナノサイズのディンプル(穴)をたくさんあけて、
そこに樹脂を圧着したものだという。
単純に言うと、アルミ表面の小さな穴に樹脂が流れ込んでがっちり
噛み合っているということらしい。

この接着強度を示すために、金槌でガンガンたたいていたのだった。
他の接着技術との得失は当然あるだろうが、比較的シンプルで筋の
ようさそうな技術だ。

すでにデジカメの部品に使われているそうだが、金属と樹脂の
組合わせは至る所で使われているので、可能性は大いにありそうだ。

こういう技術が出てくる間はまだ日本のモノ作りに希望がある(かな?)