大木茂 「汽罐車-よみがえる鉄路の記憶1963-72」
私には鉄っちゃん趣味はないのだが、この写真集は素晴らしい。
機関車ではなく汽罐車。
汽罐すなわちボイラに車輪を付けたもの。
汽罐すなわちボイラに車輪を付けたもの。
この写真集には汽罐車が吐き出す煙とスチームが溢れ、
見る者を圧倒する。
見る者を圧倒する。
3月に出たばかりの写真集なので、転載はよくないのだが、
本書の魅力を知ってもらうために1枚だけお許し願おう。
本書の魅力を知ってもらうために1枚だけお許し願おう。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/svsv/20191007/20191007151506.jpg)
どうですか。この煙。
縮小しているので写真集のもつ力強さはだいぶ減っているが、
それでもすごい。
縮小しているので写真集のもつ力強さはだいぶ減っているが、
それでもすごい。
環境環境とうるさい今ではとても信じられないような景色。
煙の下の作業者は、しゃがんで煙を避けてはいるが、
逃げる様子は無い。
こういうのが当たり前の時代がたしかにあった。
煙の下の作業者は、しゃがんで煙を避けてはいるが、
逃げる様子は無い。
こういうのが当たり前の時代がたしかにあった。
鉄ちゃんはもちろん、そうでない人も、ぜひ一読あれ。
以下は蛇足:
上の写真を見た時、見たことがあると感じた。
キャプションに目をやると東北本線一戸駅とある。
どうりで見覚えあるはずだ。
ものごころがついた頃から小学校に入るまでの間、
この駅のすぐわきにあった家で暮らしたのだった。
キャプションに目をやると東北本線一戸駅とある。
どうりで見覚えあるはずだ。
ものごころがついた頃から小学校に入るまでの間、
この駅のすぐわきにあった家で暮らしたのだった。
この写真を見ているといろいろなことが蘇ってくる。