「つばくろ越え」 志水辰夫
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/svsv/20191007/20191007141731.jpg)
荷物は普通、継ぎ飛脚(問屋間をリレー式に送る)によって届けられていたが、
蓬莱屋は通し飛脚(一人の飛脚が相手先に直接届ける)もやっている。
表に出したくない、出せない荷物を客からあずかり、
関所をさけ、けわしい峠道を超えて荷物を運ぶ。
蓬莱屋は通し飛脚(一人の飛脚が相手先に直接届ける)もやっている。
表に出したくない、出せない荷物を客からあずかり、
関所をさけ、けわしい峠道を超えて荷物を運ぶ。
毎回入れ替わる主人公は旅の先々で面倒に巻き込まれ、見過ごすことができずに走り回る。
商売道具でもある足を使い、藪影に潜んで女房や子供のことを思いながら、
敵の目をあざむく。
商売道具でもある足を使い、藪影に潜んで女房や子供のことを思いながら、
敵の目をあざむく。
股旅ものの範疇に入るのだろうが、いたずらに人情や活劇に走らず、
テンポ良く話が進む。
良質のエンターテイメントである。
テンポ良く話が進む。
良質のエンターテイメントである。