広重名所江戸百景(3) 第58景「大はしあたけの夕立」
ツアー初日(4月4日)、三か所目はシリーズ代表作の一つ、「大はしあたけの夕立」です。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/svsv/20191007/20191007154812.jpg)
「夕立ちの中の新大橋を西岸から描いている。
影絵のように見えているのは、大川東岸の幕府御船蔵。
その昔、将軍の御座船「安宅丸」が川岸に繋がれていた縁で、この付近を
あたけと言った」
影絵のように見えているのは、大川東岸の幕府御船蔵。
その昔、将軍の御座船「安宅丸」が川岸に繋がれていた縁で、この付近を
あたけと言った」
以上コンダクターの受け売りでした(笑)。
現在、新大橋は100mほど上流に移動し、絵の方向を見ても橋の姿はありません。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/svsv/20191007/20191007154820.jpg)
「大はしあたけの夕立」には個人的な思い出もあります。
まだ世の中に白黒のプリンターしか無かった頃、カラーインクジェットプリンターの
開発に携わったことがあります。
私はそのプリンターを使ったカラー文書編集システムの開発を担当していました。
そのとき文書に埋め込むカラーイメージとして選んだのがこの「大はしあたけの夕立」です。
まだ世の中に白黒のプリンターしか無かった頃、カラーインクジェットプリンターの
開発に携わったことがあります。
私はそのプリンターを使ったカラー文書編集システムの開発を担当していました。
そのとき文書に埋め込むカラーイメージとして選んだのがこの「大はしあたけの夕立」です。
今ならカラードキュメントを作ることは簡単にできますが、当時はシステム全てが手作り。
色の再現性、絵の解像度、フォントの拡大縮小、次々に課題にぶつかりましたが、
ワクワクしながら技術開発をやっていました。
色の再現性、絵の解像度、フォントの拡大縮小、次々に課題にぶつかりましたが、
ワクワクしながら技術開発をやっていました。
この絵を見ると、開発メンバーの顔や徹夜で作業をした時のことが目に浮かんできます。