悠々として急げ -開高健と昭和
早いもので、開高健が亡くなって20年になる。
その開高健の写真展が杉並の郷土博物館で開かれている。
開高健の写真はベトナム戦争の従軍記やアマゾン釣行記を
通して今までもずいぶん見てきた。
その頃の写真は丸顔のおっさんというものばかりだ。
友人の谷沢永一の本で若いころの開高はほっそりとして
ハンサムだったということを読んでもイメージがわかなかった。
この写真展ではその若いころの写真もいくつか展示されていて大変面白い。
サントリ宣伝部にいたころの青年開高健はすっきりと若々しく、
知性を感じさせる。
大阪から東京に転勤してきた頃、下井草の近くに住んでいたそうだ。
編集者と歩く道はまだ舗装されていない砂利道である。
芥川賞をもらったころの写真だろうから、今から50年前の杉並は
まだまだ農村の雰囲気を残していたのだろう。
敬愛する作家が同じ西武線の沿線に住んでいたというだけで、
うれしくなってしまう。
ちょっと交通不便なところで開かれている小ぶりな写真展ですが、
開高健ファンには見逃せない写真展です。
その開高健の写真展が杉並の郷土博物館で開かれている。
開高健の写真はベトナム戦争の従軍記やアマゾン釣行記を
通して今までもずいぶん見てきた。
その頃の写真は丸顔のおっさんというものばかりだ。
友人の谷沢永一の本で若いころの開高はほっそりとして
ハンサムだったということを読んでもイメージがわかなかった。
この写真展ではその若いころの写真もいくつか展示されていて大変面白い。
サントリ宣伝部にいたころの青年開高健はすっきりと若々しく、
知性を感じさせる。
大阪から東京に転勤してきた頃、下井草の近くに住んでいたそうだ。
編集者と歩く道はまだ舗装されていない砂利道である。
芥川賞をもらったころの写真だろうから、今から50年前の杉並は
まだまだ農村の雰囲気を残していたのだろう。
敬愛する作家が同じ西武線の沿線に住んでいたというだけで、
うれしくなってしまう。
ちょっと交通不便なところで開かれている小ぶりな写真展ですが、
開高健ファンには見逃せない写真展です。